博さんメモリアル

  • 2020.11.23 Monday
  • 21:45
会生産者の超ベテランにして、多くの会員さんから慕われた、園部の橋本博さんが、昨年11月に空の上に旅立ってから1年。最後の作品となった昨年収穫のキヌヒカリを特別に販売します。年末まで毎週、別チラシ注文書にて来週から。

半農の会員さんから教えて頂いたが、お米はシーズンの後半に収穫する品種(晩生種という)の中には、「寝かす」ことで、新米の時より熟成されて美味しくなるものがあるらしい。

キヌヒカリは園部では中生(なかて)種の前半にあたるらしいが、企画を前に精米して昼に炊いてもらった。炊き立てはもちろん美味しいが、本当に美味しいお米は冷めてもおいしいと言う。



さて、残業終えて家に持ち帰ったメモリアル米を食べてみる。不思議なことに昨年食べた時よりずっと美味しい!粘りが程よく出ており、モチモチしている。驚きである。



玄米で1.5トン。これから糸数氏が精米して恐らく350〜400袋。消費者のキャパシティから見ると、売り切るにはいささか厳しいが、トマトにネギに、お祭りの落花生と、さすが博さんと唸らせるものを出し続けてくれ、援農には多くの人が集まった徳の高い人が直接手がけた最後のお米。皆で故人をしのびつつ分け合いたいのです。

年末を控えて、お米の買い置きにぜひどうぞ。遠方の方にもゆうパックで発送OK(運賃が千円強かかるのでリンゴなど他のものとの同梱をお勧めします)。

令和時代初の米づくり

  • 2019.04.13 Saturday
  • 18:27
今年も南丹園部の湯浅さんの米づくりがスタートしました。例年、Facebookやブログでお伝えしているように、燻炭を苗床にした湯浅さん苗づくりレシピで。

ムシロの上に温湯消毒しておいた種籾を広げて天日乾燥。濡れたままだと籾まき機の中でへばり付く。

今年は籾まき機を買い替えて、新しい令和の稲作に再出発。


苗箱の数670枚、もち米から始まり、「天高く」、「てんこもり」という耳慣れない飯米の品種。


育苗はハウス内にブルーシートで「プール」を作って、育苗箱を並べていきます。中はとても暑いのですぐに伸長します。苗が生育すれば、このまま田植え機に載せて田に繰り出します。

会生産者の米の年間登録は5〜6月上旬。ぜひ今年もご登録ください。

レシピ ご飯のおかずにご飯を食べる? 玄米春巻き

  • 2018.10.15 Monday
  • 11:24

黄金の田んぼ

 

 身近な田んぼの刈り入れが進むにつれ、新米が恋しくなっているのではないでしょうか。

 安全農産では10月は備蓄米として昨年とれたお米を供給しています。

 新米のようなフレッシュ感はないにしても、時間が経った方が熟成した味わいが出てきておいしくなります。新米の食べごろは11月から12月だそう。ちょうどいいころに新米が届くのを楽しみにしていてください。

 

 とはいえ、早く新米が食べたいなーというのも人情です。

 そこで今回は、備蓄米を早めに食べきるためのレシピ紹介。

 “炭水化物をおかずに炭水化物を食べる”ことで有名な大阪人より、ご飯をおかずにしてしまう技です。

 

ご飯春巻き

 

●ご飯の焼き春巻き

 

材料:
 春巻きの皮
 玄米ご飯(または硬めに炊いた白米ご飯)
 玉ねぎ、その他お好きな野菜

 塩、黒こしょう、万能だれ(濃口醬油にすりおろした生姜とニンニクを入れたもの)

 

作り方:
1.野菜をみじん切りにします。

2.ボウルに刻んだ野菜と玄米ご飯を入れ、塩、黒こしょう、万能だれで味付けをします。

3.春巻きの皮に包み、巻き終わりを水でとめます。

4.煙が出るまでよく熱したフライパンに巻き終わりを下にして並べ、中弱火で焼きます。

5.裏返して反対面も焼き、香りづけに胡麻油をふります。

 

 ご飯だけでなく、雑穀や豆などをひき肉に見立てて使う料理法です。なぜか黒こしょうと万能だれで味付けするとお肉のような味わいになります。きのこを入れるとさらに肉感アップ。豆や水分を切った豆腐を加えてもよし、もちろん本物のひき肉を入れてもOKです。

 その他の野菜はお好みでなんでも。食感を楽しめるように選択や切り方を工夫してください。人参を入れると色がきれいです。

 ご飯と野菜の量の割合は、ご飯のおかずにするなら同量から野菜多めをお勧めします。逆にこれだけで一食すましてしまえという場合はご飯を多めにすれば、変わり焼きおにぎりのようになります。ご飯少なめで中身がぽろぽろするのが気になるなら片栗粉を混ぜてください。

 フライパンはよく余熱すれば油をひかなくてもくっつきません。オイル少なめヘルシー仕立てで紹介していますが、ボリュームが欲しければ焼かずに揚げてください。しっかり腹にたまるため食べ盛りの男子にはいいかも。

 

 端境期に料理した今回の具には、玉ねぎとささげを使いました。いろんな組み合わせで楽しんでくださいね。

 

(げんころ)

 

JUGEMテーマ:稲作り・田植え・田んぼ・畑・野菜づくり

早い稲刈り

  • 2018.08.30 Thursday
  • 23:31

会生産者の田ではないのですが…、うちの家の前の田です。もう先週に刈り取りが終わりました。8月に刈り取るのは史上初。

南丹の会生産者のご近所でも刈り取りが進んでいるとか。昨年も例年より早かったそうですが、今年は更に早まっているそうです。ただ籾の中の胚乳が固化するときに猛暑でしたので、こういう気候の時はコメの味が落ちるとか。

どんどん昔の常識が通じなくなってきています。

2018米作り開始

  • 2018.04.15 Sunday
  • 20:32
会生産者の稲作は桜前線とは逆に北から始まります。日吉町に園部町の生産者の皆さんは、種籾の選別、温湯消毒を経て、今日はいよいよ苗作りの作業として種籾を苗箱にまく作業。レポートは湯浅さんちから。

今年はコシヒカリと「てんこ盛り」という品種。今年は種子更新はせずご自分で種子を採取したもの。ちなみにコシヒカリは別名「コケヒカリ」と陰口を叩かれるくらい稲の背が高くて強風ですぐ倒れる。今年のコシヒカリは比較的背丈の短いものをチョイスしました。




15日の日曜は朝まで雨。お湯で消毒しておいた種籾を乾かさないといけませんが、外にも干せないので洗濯機で脱水。丹波生産者の黒澤さんの作業。


余談ですが黒澤さん、いつの間にかヒゲを生やしておられる。なんでも昔はセンターの専従職員はヒゲを伸ばすのがトレンドというか、ヒゲを蓄えてなんぼ(一人前)のものだったそうです。私はヒゲ伸ばすのは嫌なので落第。

それでも乾かない種籾をムシロに広げて拓さんが撹拌して更に水分を飛ばします。


昔は田んぼの中に苗代と言って、水を引き込んだミニプール?に種籾を直接まいて苗を育成したのですが、機械化(田植え機)が進んだ現在は苗箱や育苗ポットに種籾をまく。



苗箱の数も多いので、機械で種籾を散布。薫炭と培土で種籾をサンドイッチします。種籾があまりに湿っていると「ダマ」になって、うまく落ちないので乾かすのはこのためです。



セッティングの終わった苗箱をハウスの中の育苗プールに運び込みます。湯浅さん親子2人で3日かけてビニールシート張りました。



この日は南丹農業教室のメンバーももち米の種籾まきに来ていました。色の黒いのが農業教室ので、茶色いのが湯浅さんちのもの。黒いのは培土の代わりに薫炭を使うから。軽いというメリットがあります。その代わり保水性は今ひとつ。

今年も豊作になりますように。

お米を取りに行きました

  • 2017.11.13 Monday
  • 22:19

急ではございますが、三重は伊賀の中ヨーコさんちに「コメ取り集荷」で出動です。会員さんへのお届けだけでなく、農産物も自分たちで頂きに行きます。


木津川水系の綺麗な川。夏は泳いだら気持ち良さそう。その清流の水で美味しい有機米が育つのですね。



老骨にムチ打って30キロあるコメ袋を2トントラックに積み込みます。


終わった〜と、ヨーコさんとピースサインの米穀担当の渡辺。




帰ったらセンター近くの低温倉庫にコメを預けに行きます。




会の生産者だけではなく、JAのお米も預かっている巨大な倉庫。圧倒されます。

2017年の新米

  • 2017.09.07 Thursday
  • 16:12
新米が出て来ました。日吉町のT口さんのキヌヒカリです。これから頑張って買って頂いて食べてもらわないと…。消費者の皆さん、よろしくお願いします。


麹だけの甘酒

  • 2017.08.27 Sunday
  • 14:15


会生産者の有機米と低農薬米を使った麹も残すところ110袋を残すのみとなりました。残暑厳しい中、麹だけで甘酒を作りました。
iPhoneImage.png
醤油の老舗、奈良の井上本店の女将さんに教えてもらったのは、「55℃に温度を保つこと」。
センターのは乾燥麹なので、沸騰したお湯を65℃まで湯冷ましして、魔法瓶に入れた麹に振りかけて戻してやります。乾燥麹250gに対して約350cc程度。

 

よく撹拌してください。やがて65℃→55℃に下がるはずです。これで蓋をして12時間。

 

数時間たつと魔法瓶の中も50℃を切ってくるので、熱湯をチョロチョロ足して55℃以上に再調整。

決して温度上げすぎないように。麹菌が死んでしまいます。

 

iPhoneImage.png

12時間たって(すももさんによると夏はもっと早くできあがるそうです)魔法瓶の中は甘い香り。

 

麹だけで作ったのでかなり濃厚で粒々感が強い。ミキサーにかけます。

 

ドロドロです。氷水や炭酸水、ジュースなどで割ってどうぞ。

 

「飲む点滴」と言われる甘酒。温度計さえあれば簡単にできますので、安全農産の乾燥麹をお買い求めのうえ、どうぞお試しください。夏の疲れを甘酒で回復。

男の発芽玄米

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 22:38


初めて発芽玄米にチャレンジ。少々お茶目な会員さんにやり方を教えてもらって、早くも1日目から芽が出た。

実はネットを見て入会して下さった方が、なかなか発芽玄米がうまくいかないと聞いて相談されてぐうの音も出なかったので、やはり百聞は一見にしかず、とやって見た。明日、これをご飯に入れて炊いて食べてみます。

2017年のお米スタート

  • 2017.04.23 Sunday
  • 21:06

 

今日は園部の生産者のヨージ&タッキーさまのお宅の「籾まき」−南丹農業教室で使うもち米の育苗も一緒にお願いしています。

 

その他にもK澤さんや消費者のY寺さんの田の育苗も同居しているので、地元の助っ人の方々も込みで10人以上の大所帯での作業になりました。「育苗」といっても何のことか分からんと思いますが、種もみを苗箱にまいて発芽・伸長させて「苗」にまで育てることです。最近は苗の段階から農協から買ってくる農家も多いので、ヨージさんちのように種まで自家製のは貴重になってしまいました。

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前日まで温水で殺菌していた種もみをムシロに広げて乾かします。Facebookで動画をご覧いただけたらお分かりと思いますが、育苗箱に機械で種もみを散布する時に、あまり湿っていると機械の中で「ダマ」になってしまって落ちてこなくなるので、ある程度乾かして種もみがパラパラ落ちてくるようにしないといけません。

 

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雪でハウスが倒壊して、消費者会員の皆様にご心配いただきましたが、ごらんのとおり見事に復旧しました。

今シーズンもここで稲の育苗をします。

 

 

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籾まきが終わった育苗箱を人海戦術でハウス内に運び込みます。

 

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ネギ用の運搬台車でハウスの所定の位置まで運びます。

 

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並べ終わったら上からアルミシートを張って温度を上げてやります。

 

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736箱(予定だった…らしい)の育苗箱を並べ終わったハウス内。聞き流していたけど、奥のブルーシートに並べるはずだった育苗箱は種もみを使い果たして欠場になったらしい。誰かが「こんなはずではなかった」とか大声でパニクっておられたようですが…。

 

ともあれ、今年の稲作シーズンもこれで本格的に始動。会員の皆様、ぜひ会生産者のお米のご注文をお願いします。

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