3年もの熟成味噌

  • 2014.03.15 Saturday
  • 15:45
センターニュースの手前味噌「はじめて物語」はどれくらいの方が読んでくれているのかなぁ
たくさんの方に読んでいただきたいので、ブログにもと思いつつ掲載できていませんでしたが
ちょっと、時間があったので、
2014年の最終回となってしまいましたが、センターの味噌番長に了解を得たので掲載します!
読んだことのある人も、ない人も どうぞ読んでください!!  ふじこ富士山

miso2013.jpg
去年(2013年)の味噌キャンペーンのときに仕込んだ味噌を2年間置いておいたら、
熟成されておいしい
2年味噌になりました〜という報告をセンターニュースに書き、
その締めくくりに

「このままあと1年熟成させて、3年物にする実験をしてみます」
という内容を書かせていただいたのですが皆さん覚えておいででしょうか?。
今回はその報告を簡単にさせて頂きます。


そのお味噌を仕込んだ日付は、味噌カメに書いた表記では「201139日」となっていました。
奇しくも東日本震災が起きる
2日前です。
たしかその日は水曜日で、仕事が終わって帰宅してから夜中に仕込んだのですが、
この味噌を仕込んでいる時は震災が起きるなんて(当然ですが)夢にも思っていなかったので、
わりに気軽な気持ちで仕込んでいたのだと思います。

それから
3年も経ったなんて、にわかには信じられません。

味噌を自分で仕込もうというメンタリティーを持つことは、
震災後の時代を生きていくに当たっては実は非常に重要なポイントになると思っています。
そういう根っこがあるからこそ、
使い捨て時代を考える会は40年にもわたって連綿と手前味噌の大切さを訴えてきたのだろうと思います。


少し話が脱線してしまいましたが、
出来上がった(というか常温で重石もせずに放置して置いただけですが)3
年味噌の状態はというと、
黒光りするような真っ黒(強い光を当てると赤茶色になります)で、
カビはおろか酸っぱい香りも全くしません。
味見してみると、濃厚なうま味が口の中に広がります。
想像していたような酸味が全くしなかったのは意外でした。

よく言われているように、発酵がうまくいった味噌は常温で置いておいても
(たとえ室温が
30度を超える真夏でも)しっかり良い発酵を続けてくれるという事が実証できたと思います。
逆に糀がいじけて発酵がうまくいかないと、冷蔵庫に入れておいてもカビます。


3年物の味噌は色が黒いのでそれ単体で使うと赤だしのような味になってそれはそれで美味しいのですが、
普通のみその隠し味に少し入れると、味わいが複雑になってとても美味しい味噌汁になりました。

皆さんも美味しい味噌が出来たけど食べきれないという時は、
2年もの、3年物の熟成味噌を試してみて下さい。
私はこのまま
4年目へと突入してみます。

さて来年はどんな報告ができるでしょうか?
4年目でもまだ大丈夫でしょうか?え、ちょっとしつこいですか(笑)。

みなさま、どうか今年も素敵な手前味噌ライフをお送りください。

センターの手前味噌番長
味噌汁


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