ミートミーティング24th 報告

  • 2017.03.01 Wednesday
  • 16:56

2/18(土)、大阪の大国町近くにある「ピースクラブ」で開催された、センターでもアルプス牛を頂いているお肉屋さん「まぁの」主催のミートミーティング24thに参加しました。

 

長野県大鹿村からはアルプス牛の生産者、福沢良紀さんと青木連さんが来て下さり、畜産の現状や生産現場のお話をして下さいました。福沢さんからは、大鹿村でも酪農家が減り、肉牛の肥育を行なっているのは福沢さんと青木さんだけになるとのこと。餌代も子牛代も高値が続いていて、下がる見込みがないとのことでした。

左からまぁのの小村さん、大鹿村の福沢良紀さん、青木連さん

 

青木連さんは、亡くなられた清さんからアルプス牛の肥育を引き継いで1年半が経ちましたがまだまだ難しいところが多く、毎日健康な牛づくりに励んでおられます。和牛の繁殖もされているので、種付けの技術研修を受け、家畜人工授精師の免許も所得されました。大鹿村でもいよいよリニアの工事が始まったそうで、今はまだトンネルを掘るヤードを作ったり、道幅を広げる工事だそうですが、JRの説明も相変わらず曖昧なもので、保障は30年と言われているそうですが、各家によって違うなどはっきりしたことは言わないそうです。そんな中でも、街から来る人達と山登りや雪遊びをして、大鹿村を「楽しむ」ことも大事にしているそうです。

 

↑講師の平賀緑さん

 

そして、今回の講師である京都大学大学院で農業・食料の国際政治経済学を学ばれている平賀 緑さんは、「歴史的・世界的にお金の世界に巻き込まれて築かれたのが、現在の畜産業」だと仰いました。まず、食と資本主義の歴史として、1870-1914年を第1次フードレジーム(食料を支配する見えない体制)とし、小麦や砂糖などを安い資金で植民地で作り、産業革命したヨーロッパ諸国に供給する流れができます。さらに1947-1973年を第2次フードレジ―ムとし、大豆やトウモロコシを豚や牛に食べさせて肉にして売るといった、アメリカ中心の加工型畜産が広がり、戦後の日本もアメリカから大豆やトウモロコシを買って畜産業を営むようになりました。さらに食の西洋化で油をたくさん使うようになり、穀物のマネーゲームが可能になってゆきます。

現在は、世界のたった5社が穀物の世界貿易の9割をコントロールしているとか、食品の大部分は商社が握っている、といったことも興味深い話でした。さらに味の素や丸紅といった日本の商社も、今は日本で物を売るより、海外からの利益の方が大きいとのこと。例えばブラジルの大豆を中国の豚に食べさせて、中国で育てた豚を炒飯などに加工して日本で売るといった多様なものになっているそうです。そんな中で我々のような小さな団体に何ができるのか?平賀さんが最後に言われたアフリカのことわざが印象的でした。「たくさんの小さな人たちが、あちらこちらの小さな場所で、それぞれの小さなことをがんばれば、きっと世界を変えることができるだろう」という言葉です。

 

ティータイムを挟んで、参加したそれぞれの団体からの「オラが自慢(自分たちの団体でうまくいっていること)」も、平賀さんのお話を受けて、それぞれの立場でできる小さなことをこれからも寄せ集めて、助け合っていこうというものでした。

今後とも、お肉屋さん「まぁの」に繋がる私たちのような小さな団体が、小さな動きで繋がっていくことで大きなうねりになることを願った集いでした。また来年も、たくさんの方に参加してほしいと思います。

 

BY朴

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