安全農産に奉職して最初に連れて行かれたのが、ここ水俣市。60〜70年代、ここで深刻な公害問題が起こっていたとは思えないくらい美しい海でした。
ジョニーデップ演じるユージンスミスが、後に妻になるアイリーンに「アメリカ先住民には写真を撮られるのは魂を抜かれるという言い伝えがあるが、写真家は撮る側も命を失う覚悟を持たねばならない」と言っていたのが印象に残りました。
日曜にもかかわらず300人入るホールに、観客は僅か15人程度。水俣市では複雑な想いを持って観た方もおられたようですが、やはり忘れてはならないことであり、今もこれからも同種の事件は起こり続いている。
上映期間が10月中旬までと短いので、早いうちに見に行かれた方がいいと思います。
JUGEMテーマ:脱原発
安全農産供給センターの扱い品の中でも長い歴史をもつ、「芦浜産直出荷組合」の干物。
ご存じとは思いますが、原子炉は冷やし続ける必要がある。
冷やすのには「空冷」・「水冷」とあるが、なぜか日本は水冷方式だけ。なので海岸部に作る必要があった。
昭和40年代から紀伊半島は関西電力・中部電力によって、
建設計画のラッシュ(関電だけでたしか5基)を迎えたが、
結果として一基の建設も成っていない。
何故だったのかは長くなるので別項に譲るとして、
伊勢から約40キロ南へ下った大紀町の
通称「芦浜」地区に計画された「芦浜原発」は2000年に白紙撤回。
この白紙撤回に至るまでは、「芦浜産直出荷組合」阪口さんらの闘いがあった。
この闘いを京都から応援すべく、長年に及ぶ干物の共同購入の歴史。
今週にお配りする注文書で企画していますので、一部ではありますが、
写真をご覧のうえ、ご購入の一助として下されば幸いです。
]]>
谷口光里さん?それ誰?と思われるかもしれませんが、南丹日吉のベテラン生産者・谷口成生さんの娘さんです。トウモロコシ、栗など、これまでセンターでの供給が途絶えていた品目に果敢にチャレンジしてくれています。味も素晴らしく今後に期待の新星です。
]]>JUGEMテーマ:オーガニック農産物
今年、十数年ぶりに作付けを再開した「無農薬ラッキョウ」
当時はたしか桜井さん(栗東市)でしたが、今年は会の農場「この指とまれ農場」(伊賀市)。
まだ一年ものなので大粒ですが、ともあれセンターで漬けてみました。
お酢が浸透して良い色になったので、お昼に瓶から出してみます。
続けて、同じく今年から企画した変わり種ジャガイモ「シャドークィーン」をコロッケに。
紅色系のジャガイモには他に「赤ジャガイモ」がありますが、
このシャドークィーンは皮も中身も紫色。
男爵の「白」、赤ジャガイモの「ピンク」、シャドークィーンの「紫」と、
三色ポテトサラダなんてどうでしょうか?
長雨で根菜類もじりじりと値を上げて、給食のカレーがピンチだという報道も。
安全農産供給センターにはまだ在庫がありますので、ぜひご注文下さい。
]]>
JUGEMテーマ:オーガニック
今年の春に精華町のKさんちに置いてきた、
「自給卵」の「初玉」(若鶏のたまご)から生まれた鶏。
その鶏さん=「コウちゃん」がついに卵を産みました。
4月9日の誕生から5か月弱ですから早い方かも。
つまりお母さんになりヒヨコから卒業。
この連載ブログのタイトルもそろそろ変えないと(笑)
8月25日(水)に1つめを産卵。
掘りごたつの中に潜り込んで産卵したので誰も気づかず。
その「初玉」はコウちゃんがつついて食べてしまったそうな。
ネットで見ると鶏の産卵環境が整っていない時に喰っちまうんだと。
巣箱が無いと産んだ時に割れてしまう。
たしかヒヨコの時に黄身をあげていたことがあったので、味を覚えていたのだろう。
なのでKさんには「とりあえず巣箱を作ってあげたら」とお願い。
「この指とまれ農場」(伊賀)から届いた卵からヒヨコが生まれ、
さらに成長して「お母さん」になる。
照れる言い方だが、「イノチ」が受け継がれていく。
]]>
JUGEMテーマ:オーガニック農産物
今週のおすすめです。題して「ジャガイモFestival」です。
昨シーズンは生産者の高齢化や不作などで、
気が付けば会生産者のジャガイモが殆ど無くなっていました。
これはいかんと、作付け担当者が積極的に生産者に働きかけ、
若手生産者をはじめとして作付け量も大幅にアップ!
変わり種のジャガイモもあります。ではご覧あれ。
その壱 普通のジャガイモ(男爵や北あかり)
男爵は桜井さん(栗東市)、北あかりは橋本浩二さん(南丹園部)
その弐 メークイン
メークインは「この指とまれ農場」(伊賀市)の専売特許
その参 赤ジャガイモ(アンデスレッド)
これも「この指とまれ農場」からの出荷です。
その肆 シャドークィーン
そして変わり種ジャガイモの代表格「シャドークイーン」、
土つきでお届けするので分かりにくいが、
洗うと写真のように紫色の皮が姿をのぞかせます。
特にシャドークイーンは中も紫色。
ポテトサラダにするとビックリするかも。
今回はセール価格ですので、まだ食べていない方は試しにご注文下さい。
]]>
JUGEMテーマ:オーガニック農産物
今年もスイカは不調のようです。7月末から欠品が続いており申し訳ございません。
かつては波のように出てきた無農薬スイカも、生産者の多くが高齢化、鬼籍に入られ、気が付けば僅か2人に…。
今年から会の農場「この指とまれ」にも作付けをお願いしました。これで3か所
しかし玉が大きくならない…。おまけにアライグマの食害も。
小さいまま熟してきましたので、今週から3巡目の供給に充てています。
2号から3号くらいの大きさです。小さいので甘みはさほどありませんが、水分をたっぷり含んでいます。
今週の注文書でも「スイカ」の文字が躍っており、盛夏とあってかなりの注文が出ています。
とはいえ、すでに先人のおふたりのスイカは終わり、あとは「この指」だけ。
お盆までに少しでも大きくなってくれることを願っています。
]]>品番76 九分づき麹・小(生で1キロ相当)991円、同じく品番77・大(5キロ相当)4,841円。
これを使って「飲む点滴」と言われる甘酒を作ってみました。それも「麹100%」で。
よくあるレシピではご飯と米麹を合わせて作りますが、家に乾燥麹がたくさんあるので、
麹だけで作ってみました。
?使う分だけ米麹を炊飯器にあけて、粒をほぐす。大体カップ一杯で500ccくらい出来るようです。
?やかんでお湯を沸かす。水を加えて60〜65℃くらいに調整。
?指を寝かせて1〜2本くらいの深さに?の炊飯器に注ぐ。
?たぶん10℃くらい温度が下がって55℃、この温度を保つ。
炊飯器を「保温モード」でスイッチオン!
?クッキング温度計で温度チェック。蓋を閉めると温度が上がり過ぎるので、
写真のようにガムテープで蓋が半開きの状態を保って外気を入れる。
?この温度を保ち、時々かき混ぜながら8時間くらい保温する。噛んでみて芯が無くなったらできあがり。
成功すれば甘酒のにおいが炊飯器の中に満ちるはず。
※空気に触れた個所が少し茶色くなってくるが、かき混ぜることで色が均等になる。
?冷めたら適当な容器に移し替えて冷蔵庫へ。今回は水分をケチったかスライム状になった。
あまり粘度が高いと使いにくいので、水を加えて好みの濃度に調整。
私は「粒々感」が嫌なのでミキサーにかけて完全な液体にしました。
これを毎晩、炭酸で割って飲みます。発酵飲料ですからカルピスみたいな味。
「焼酎の甘酒割り」、「ヨーグルトと甘酒スムージー」など様々な活用が。
あまり甘ったるいのは好きではないので、センターでも売っている「ゆず果汁」など、
かんきつ系の液体をちょびっとだけ入れてやると飲みやすい。
夏バテ防止に甘酒。かき氷にかけてもグー。注文書を出した後でも、お電話で今週中にお申し出くださればOK。
JUGEMテーマ:小さなくらしと小さな手づくり
]]>
JUGEMテーマ:オーガニック農産物
4月にこの世に生をうけてから間もなく4ヶ月になる「コウちゃん」、羽根も生え替わり、すっかり成鶏らしくなりました。
6か月齢ぐらいから卵を産み始めますから、人間で言うと成人する前の段階(中学生くらい?)でしょうか。
気になる性別ですが、「トサカが無いから多分女の子でしょうねー」と育ての親のKさんご一家。
男の子なら早朝から「鬨の声」をあげるだろうから、近所迷惑にならないかドキドキしてました。
しかし女の子でも時々、羽根をいっぱいに広げて「ケーッェェェェ!!」と大声で鳴くときがあって、家族はビビるとか。
すでに庭のハーブ類は全て彼女(コウちゃんと言います)に喰い尽くされ、それでも庭の石をつまんでいたら、
固い石にくちばしの先が当たって、ごらんのとおり先端が欠けてしまいました。(下の写真)
初めて見るニワトリの「ドアップ写真」−擬人化したらモヒカン頭のヤバそうな奴になるのかも。怖い!
まだまだ大きくなる「コウちゃん」−長生きしてくださいね。
]]>JUGEMテーマ:オーガニック農産物
梅雨が明けてトマトが続々とセンターに入ってきました。週に3回の入荷、ひょっとしたらまだ増えるかも。
パック野菜を取ってくれている方だけでは食べきれない。「別注文」でしばらく企画を入れますので、毎週の注文書で是非ともご注文下さい。少しでも在庫を新鮮なうちに皆さんにお届けしたいのです。
お電話やFAX、メールでの追加注文も承ります。Help me!!!
]]>
その中の特別純米酒(上の写真、紺色のラベル)が、此度、遠くロンドンで行われたワインコンクールで金賞をとりました。
ワインコンクールとは何か?なぜ日本酒が出品できるのかと思われるでしょうが、詳細は以下をご覧ください(城陽酒造HPから)。
世界最大規模のワイン品評会「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)」は毎年ロンドンで行われ、"世界でもっとも大きな影響力をもつ"といわれるワインのコンテストです。IWC SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、日本酒の海外進出における重要なイベントとしてその価値を高めています。 2021年のSAKE部門は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の9カテゴリーに分けられ、それぞれの部でブラインドテイスティングによる審査が行われました。総数1,499銘柄が出品。そのうち103点がゴールドメダルに輝きました。
金賞はひとつの銘柄で占めるわけではないようですが、出品した蔵を見ると、伏見や灘の大手も名を連ねています。
こうした中で地酒「城陽」が抜きん出たのは素晴らしい。しかも京都の「幻の酒米」と呼ばれる酒米「祝」を使っています。これが「特別純米酒」に分類される所以です。
前述の南丹日吉の谷口さんは、今年から酒米は山田錦から「祝」に切り替えられました(以下、写真)。ということは「自然酔」もこれを使う。ますますパワーアップするセンター扱いの純米酒。
おりしも来週回収の注文書081にて、金賞受賞のこの銘柄(品番186、4510)を扱っています。無くなる前にぜひご注文ください。
]]>JUGEMテーマ:オーガニック農産物
今年もスイカのシーズンがやってきました。
梅雨明けこそまだですが、3か所あるスイカの産地では、少しずつスイカの玉が大きくなってきました。
スイカは近年は露地栽培では非常にリスクのある農産品。雨が長く続くとベト病や炭疽病などの病気でダメになります。
なので一般的なスイカ栽培ではハウス、そして殺菌剤も使用すると聞いています。
今年の産地は、上田誠宏さん(奈良県御所市)、黒澤喜一さん(丹波町)、今年から「この指とまれ農場」(三重県伊賀)の3か所。
昔は沢山おられ、売り切れなかったスイカを半分に切って行商にしたこともありましたが、ここ数年は欠品も出ていました。
かように貴重な無農薬スイカ、上田さんから出てきました。早速試食しました。甘くておいしいです。
「おいしいねー」、「甘いね」と女性スタッフの声が聞こえてきました。
早くも畑で病気が出ているので、来週の供給(お届け)はどこまで届けられる(多分足りない)か…。
とりあえず一番大きそうなものを計りに載せてみました。
扇風機の風でデジタルの数字が揺れ動くのはご愛敬。重い!7キロ越えです。
]]>夏野菜に新風が吹きました。新鋭の生産者、谷口光里さんのトウモロコシ。ジューシーで甘みが強い。かじるとプシッ!と音を立てて実の水分がほとばしります。
続くはお父上の谷口成生さんのナス。弾力感が段違いに良くて、油料理にするとよく染み通ります。
会で毎週月曜にお手伝い(援農と言います)をしている、橋本浩ニさんのトマト。中に入っている紙はまだ博さんのですが(笑)
桂川と由良川の源を擁する、京都の分水嶺こと丹波町の生産者の黒澤さん。他の生産者のものに比べて小ぶりなズッキーニです。
梅雨があければ真夏の太陽
JUGEMテーマ:オーガニック農産物
4月9日のご誕生からすでに2か月半が経過。前回のお知らせではヒヨコから若鶏に変身する過程で、羽根が生え代わっていく画像をお届けしました。
6月23日の供給(安全農産供給センターでは配達をこう呼びます)で、「コウちゃん」と名付けられた若鶏はすっかり羽根が生え代わり、身体も大きくなっていました。気になっていた性別ですが、どうも女の子のようです。10月ごろには初玉を産んでくれることでしょう。
食欲も旺盛で、ウンカやコバエなど飛ぶ虫を見つけては追いかけまわし、羽ばたいて捕食しています。外で駆けずり回って畑の幼虫も喰いつくし、お腹ぽんぽこりんでご帰宅。
iPhoneで動画を撮ろうとレンズを向けると、「何だろう?」とばかりに近寄ってきて、首を伸ばしてくる。
スマホをつつかれたらかなわん、とスマホをかばうと、私の軍手を突きにかかります。コワッ!
飼われているKさんちでは、会生産者の無農薬米をあげているのですが、ヒヨコの間は食べやすいようにブレンダーで粉砕していたのですが、若鶏となった現在、そのままの生米を食すようになりました。まあまあな量を一瞬で完食するという食べっぷり!
画像でも分かる通り、少しメタボ気味?な丸々した体格。悪さをするたびにお父ちゃんから「スープにしてやるぞ」と凄まれ、あまり太ると本当にスープにされかねないので、近日中に会生産者の養鶏のレシピで「適正化」を図ることになりました(笑笑)
]]>